あらすじ
生きたまま被害者の皮膚をTシャツ型にナイフで切り取る事件が発生。
しかも、その視覚映像をCDに焼いて流布していた。
犯人は元CIAの工作員で、当時の戦争中「敵の士気を下げるために、友好関係を築いたうえで女子供を可能な限り残酷に殺す」という作戦を実行していた。
彼の中では戦争は終わっておらず、日本でその続きを行っていたのだ。
バトーはレンジャー時代にその作戦に遭遇したことがあり、取り乱してしまう。
また、CIAからは「犯人を引き渡してほしい」という指示があったが、実はバトーを利用して殺させようとしていた。
犯人を追い詰めるが、バトーは「俺の戦争はもう終わっている」といって殺すのを踏みとどまった。
感想
最初は頭のおかしい猟奇殺人かと思ったが、犯人も過去の被害者だった。
もちろん残酷に殺されることは耐えがたいが、残酷に殺すことを強要されるのもまた耐えることはできないだろう。
現実の戦争でも公表されていないだけでこういう非人道的な作戦が行われていたりするのだろうか。
CIAはずっと嫌味な描かれ方をしていたが、何か意図があるのだろうか。
最後の「帰りの席は2つしかとっていなかったんですがね」にはさすがに腹が立った。
そういえば、CIAの名前が「佐藤 田中」と名前も苗字だったのは何だったんだろう。
伏線かもしれないから一応覚えておこう。