最近の日常的不可思議 Mondy Loop プレイ感想

簡単な紹介

配置がおしゃれ。サウンドQRが常に表示してあるのが面白かった。

「最近の日常的不可思議」とは、Plastic Tekkamaki製作のPCノベルゲームだ。

本作はフリーかつウェブ上でもプレイできることからお手軽に始めることができる。

また、ボリュームもそこそこで、テキストを読むのがそこまで速いわけではない自分でも所要時間は6時間くらいだった。

 

では、本作の内容について簡単に。

本作の主人公「楓井瑛」はフリーライター食レポから都市伝説まで様々なジャンルの仕事をもらっては記事を書いて暮らしている。そんな彼女はあるとき取材のため訪れた喫茶店「はちドル」にて高校生男女「式色ミズミ」「赤々実理素」に話しかけられる。

理素は自分たちはこの月曜日をループしているといい、自分たちのことを取材してほしいと瑛に頼むのだった。

話半分に聞いていた瑛だったが、翌日(?)から瑛自身もそのループに巻き込まれてしまうのだった。

 

感想

plastic tekkamakiの作品は初めてプレイしたが、雰囲気がかなり新鮮だった。

新鮮というと何か派手なものを想像しがちだが、これはむしろその逆で、作品独特の大げさな表現や展開が抑えられていている。かといって現実に忠実というわけでもないのでなんと表現したらよいか悩ましいところだが、例えるなら現実が水で一般的な作品がジュースならこの作品は桃の天然水くらい。

 

3人の会話で物語が進行していくが、たわいもない会話が多く、まったりと読み進めることができる。話題の切れ目がとても自然で、ここは現実の会話に近いものを感じた。

 

また、最初はループと聞いて「SFか?」と思ったが、そこはあまり深堀はされなかった。これはむしろ本作の良い点だと思う。

おそらく本作で書きたいことは「ゆるやかな世界観」「大人と子供のとりとめもない会話」「大人と子供の物の見方の違い」「ループによって記憶や思考がバグっていく過程」あたりなのではないかと思う。

ループの原理や理由などについて深堀していくことはこれらと相反してしまう。

深堀するということはループについて調べたり相談するシーンを大幅に増やす必要があり、これは「ゆるやかな世界観」「大人と子供のとりとめもない会話」と両立が難しい。

また、正確な情報をもとに推理を重ねる過程が必要となり、これは「ループによって記憶や思考がバグっていく過程」と同時に表現できない。

そのため、本作におけるループはあくまでもこの3人が会話を続けるための舞台装置にすぎない。しかし、本当に何も問題のない日常で雑談し続ける作品っていうのも面白くするのは難しそうなので、物語に指標を与える意味でもループという状況はよかったと思う。

 

「ゆるやかな世界観」はとりとめもない会話の積み重ねから構成されているが、これはほかの作品でも同様なのだろうか。いずれプレイして確かめてみたい。

キャラごとのものの見方は年齢や性別などに起因しているが、個人的には楓井が新鮮かつ心地よかった。

基本的には赤々実と同じ視点で話しているが、しっかりと自分が大人である自覚をもっていて子供たちを何とかしてあげたいと思っている。だけれど、「守らなきゃ!」みたいな暑苦しい感じではなく、自分のやりたいようにしながら2人のことも考えて全体のバランスをとっている気がする。結局これが一番みんなにとっていいことなんだよな。

自己犠牲や努力が美しいものという風潮は強いが、実際は自分も含めた全員の幸福とコストを考えるのがいいように思う。まあ、楓井はそれがいいと思っているからそうしているのではなくもともとそういう性格なだけだと思うけど。

 

最後に

ゆったりとプレイできたので、寝る前に少しずつ進められたのがよかった。

(キャラたちと一緒に眠気と戦いながらプレイすることになってしまったけど)

あまり経験したことのない独特な雰囲気な作品で、スルッと入ってくるような感じだった。また別の作品もプレイしてみたい。

 

明日ちゃんのセーラー服 感想 [随時更新]

  • 1話

TVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」公式サイト

今まで少女漫画的なタッチの作品には触れてこなかったので少し違和感を感じてしまった。目、横に長くね。

時々一枚絵のようなカットがあり、とても印象的だった。

タッチは違うけどVivyに近いものを感じた。

 

-----------------------------読み飛ばし推奨エリア------------------------------------

1話は入学までのため主に家族が描かれており、思いやりと愛情にあふれていた。

心のどこかでは「こんな理想的なものは実在しない」と思ってしまうが、だからこそいい。理想は届かないから理想なのであり、実在するものしか許容できなければきっと視界は色あせてしまうだろう。

つまり何が言いたいかというと、たとえフィクションであっても愛情にあふれた優しい世界に触れることで心が浄化される。

この中では能力によって称賛されることはあっても罵倒されることはなく、お互いの利益のためではなく気持ちよく過ごすために思いやりながら生活をしている。

みんなそれぞれに多少のコンプレックスはあってもお互いにそれをよい意味で気にせず許容する。

こんな世界があるのなら今すぐ行きたい。

 

木崎さんとの初対面シーンで「不安な時に爪を切る音を聞くと安心する」と言っているときに、つい「それ結構やばい趣味だな。ちょっと鬱なんじゃないか?」という考えが頭をよぎってしまい、はっとした。

優しい理想を求めて見ているはずなのに、現実のレッテルを持ち込んでいるのはほかでもない自分自身ではないか。

自分も世俗に汚れ切っていることを自覚できたので、改めて理想に浸りなおすこととしよう。

 

-------------------------------読み飛ばしエリア終了---------------------------------

 

  • 2話

TVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」公式サイト



自己紹介のシーンでは共感性羞恥で思わず見るのをやめようとしてしまったが、「ここでやめてしまったらこの作品は自己紹介が恥ずかしい作品になってしまう」と思って何とか耐えた。

リップを塗るシーンがとても細かく描写されていて、「へえ、リップクリームってこうやって塗るのか」と男の自分は使いそうにない知識が増えてしまった。

今まで気にしなかったけど、女性はこういうところにも気を使っているのだろうか。

 

  • 3話

TVアニメ「明日ちゃんのセーラー服」公式サイト

50m走をはだしで走った小路。(そんなことしたら目立ちたがりって叩かれちゃう!と思ってしまった自分を叩きたい)

その後の休み時間に「セーラー服女子がいるって聞いたんだけど」と先輩たちが乗り込んでくる。

てっきり「調子乗ってんじゃないよ」みたいな忠告だと思ってもやっとしてたら部活の勧誘だった。

そうだ、この作品はやさしい世界だった。

 

「足綺麗だね!足見せて!」

「家で撮った写真でいいから!」

「じゃあとりあえず連絡先交換しよ!」

見ている最中は「先に無理な要求を突き付けてから譲歩するあたり実は策士?!」とか思ったが、字面にすると変態のそれだった。

しかし、それで変な方向に行かずに着実に距離を詰められるのが小路ちゃんのいいところであり、この作品のいいところなのだろう。

 

こうして自分の感想を読み返してみると、だいぶ擦り切れた考えしてるな。最終話まで見て療養しなければ。

 

  • 4話

理解力

はじめに

ここ数か月で今までも感じてはいた課題点が浮き彫りになってきた。

自分でいろいろと試行錯誤したり、有益そうなアドバイスをもらったりしたので、忘れないうちに書いておこうと思う。 

 

課題点

物事の本質を理解することが苦手

 

具体的内容

知識をインプットするときに、その文言を記憶しようとしてしまう。

例えば「aはb」という物理現象Aをインプットしたとする。

そこには「cはd,dのときはe,eならa」という前提条件があったり、「aは1という条件下ではbだが2という条件下ではc」という分岐があったりすることが多い。

そして、これは原理を理解することで自分の中で導出できるものだ。

「頭がいい」という場合の指標としてぱっと思いつくのは

  • 素早く大枠を理解できる
  • 発想が豊か
  • 言葉が巧み
  • 深い思考ができる
  • 説明がうまい
  • 機転が利く

などだが、いま考えている力も間違いなくこの一つに入ってくるだろう。

しかし、「aはb」を「知識」として暗記してしまうと、そこから広げていくことができない。

これによって「aはb,cはd,ならeはf」という類推や予想ができない、つまり応用が利かなくなる。

自分はこれが苦手だ。

それは中学生くらいの時からわかっていたことだった。

そこで自分は今まで周囲の人よりもかける時間や密度を上げることでインプットの絶対値を増やして「類推せずとも答えがある状態」を少しでも作れるようにしてきた。

そしてここまではそれで何とかなってきた。

だが、研究においては理解すべき物理現象は星の数ほど存在し、また非常に複雑かつ難解なものばかりだ。

そのためすべてを暗記するなど到底不可能である。

また、周囲は理解力、類推力の高い人たちばかりになり、しかもその人たちも必死でインプットしているためインプットの絶対値でカバーすることも難しくなる。

 

したがって、これからは暗記に頼るのではなく根底にあるものを理解する力を鍛えていく必要がある。

ということを半年くらい前に痛感してから続けているが、本当に難しい。

というかどうすれば理解力はつくのか。

 

対応策

まず大切なのは

  • わからないことは絶対にそのままにせずに、自分が納得するまで質問する。わかったふりはしない。

だろう。自分はプライドなどそこらの犬に食わせているのでこれは無意識にやっていた。

しかしここには落とし穴があり、教わったことを暗記してしまうことだ。 自分はこれに陥った。

そこで最近行っているのは

  • 盲目的に暗記するのではなく、なぜそうなるのかを問い続ける

これは時間と労力を有するが、非常に有効な手段。

具体的には、何かわからないことがあった時に、質問する前に脳内でもう一度考えるステップを入れる。

ただ、すぐに行動する必要があったり、余裕がない状態だと難しい。

そして、それを繰り返してもまだ本質の理解は難しい。

そんな時、研究室の先輩に聞いてみると

暗記するというのはその現象を1面からしか見れないということ。理解するというのはその現象をどんな角度からでも見れるということ。だから、色んな人に説明してみるといい。相手によって前提知識が異なるので、相手に合わせた説明が必要になる。これを繰り返しているうちに多面的に見れるようになる。

というアドバイスをもらった。

たしかに、と思った。

まず、「人に説明する」というアウトプットをすること。今までは「インプットできないんだからアウトプットなんて無理」と思っていたが、相手に理解されるように表現を考えることで自分の中で整理されていくのではないだろうか。

また、いろいろな相手に、というのも重要だ。

例えば、自分の研究室の教授、違う分野の研究者や友達、研究室の先輩などで考えてみる。

高校生などに説明できればいいが、毎回そこまで丁寧にやるほど時間はない。

そうすると、まず同じ作業をしている人であれば大抵の知識を共有しているため少ない情報でも説明が伝わる。しかし、教授となると自分の作業内容の細かい原理までは理解していないうえに、求めている情報も変わってくる。

そして、異なる分野ともなればまず前提から説明する必要がある。

このように、相手に応じて説明は変える必要があり、これを何度も訓練していくうちに自分の理解も深まるだろう。

つまり、このプロセスを行うことで理解力が上がると考えられる。

 

実際に毎回説明するのは時間的にも状況的にも厳しいので、これを作業しながら脳内で常に行うことがベストだろう。脳内に「なんでそうなるの?なんで今その行動してるの?」と問い続ける教授と先輩と友人を飼う。

できることならそんなもの飼いたくはないが、背に腹は代えられない。

 

 

そんなわけで、今後の方針は決まったので後はやるだけ。

 

なんかきつそうに書いてはいるが、今これに気づけて良かったと思っている。

ぬるい環境だったらこんなこと気にしなかっただろうし、考え方を変える体力があるうちに変えざるを得ない状況になったことはむしろ幸運ではないだろうか。

「これができるようになれば大きく成長できるに違いない!」と信じ込んでやっていこうと思う。

これで理解力上がったら就活で使ってやろ。

ピノキオピー ボカロライブ「パラレルエッグ」 感想

今日、ピノキオピーのライブ「パラレルエッグ」に参加してきた。

ボカロのライブは初めてだったので、ボカロライブ初心者の視点から今回のライブの感想を書いていこうと思う。

 

はじめに

感想を書いていくにあたって、最初に断っておくことがある。

それは、自分がピノキオピーにハマってまだ日が浅いということだ。

昔から「ボカロ曲」として何曲かは知っていたが、ピノキオピーとして認知したのは「神っぽいな」が人気を博してからだった。そのため、ハマってからちょうど1年くらいだと思う。

それからよく聞くようになったが、まだ網羅できていない曲も多く、今回のライブでは知っている曲は2/3くらいだったと思う。

しかし、これは自分にとってはマイナスではなく、むしろ良いことですらある。

理由は聞く側のバイアスにある。

最近では、最新曲はyoutubeにアップされるし、自分の好きな曲を見つけるのもyoutube

であることが多い。

しかし、曲を聴くときには嫌でも再生回数が目に入ってしまい、「これは人気曲なんだな」「これは少しマイナーなのか」などの前情報、もといバイアスを持った状態で聞くことになってしまう。

すると、「これはこんなに人気なのだからいい曲に違いない」「こっちはそこまで期待できないかも」などと余計なことを考えてしまい、無意識的に自分の感想をゆがめてしまう。

まあ一概に悪いことではないが、できることならまっさらな状態で自分の感性のみによって聞きたいところだ。

そんなことを考える自分にとって、ライブで聞く初見曲には曲、映像しか情報がなく、作品自体に没頭することができるため純粋に曲を自分の感性のみに依って楽しむことができる。

 

後は、ライブで初めて聞いた名曲を探し出す楽しみもある。

今後どこかでセトリがまとめられるかどうかは不明だが、タイトルがわからないためこちらから探し出すというよりはピノキオピーの曲を漁っていくうちに「これライブで聞いた奴だ!」となることだろう。

 

とまあ、長くなってしまったが、ここで言いたいのは要するに「まだ浅瀬のファンなのでもし変なこと言っても許してくれ~」ということである。許してちょんまげ。

そろそろ本題に入っていこうと思う。

 

開演前

今回の会場は「浅草花劇場」だった。

今まで浅草なんて言ったことなかったが、会場に行くまでに和風な店などがたくさんあって楽しかった。そのうち観光としてまた来たい。

それと、少し脱線してしまうが、浅草駅を歩いていたあたりから初めてのはずなのに駅の構内や街並みに既視感があると思ったらペルソナ5だった。

浅草に来てペルソナ5が真っ先に出てくるあたり、もうオタクであることは否定できないかもしれない。

 

会場入り口前

 

花劇場に入ると、ドリンク代を支払ってから物販待機列へ。到着がギリギリになってしまったせいでTシャツはSかXLのみとなってしまっていたためシャツはあきらめてキーホルダーを購入。こっちはまだ残っていてよかった!!

神っぽいなのアイマイナ。かわいい。


購入後はロッカーに荷物を預けてドリンクをもらってからいざ入場。

花劇場はキャパ450人とあり、今までSSAなどの巨大な会場しか行ったことのない自分にとっては驚きがあった。

 

ステージとの距離がとても近い!!
 

特に自分は前から2列目ということもあり、臨場感が半端なかった。

また、当たり前のことではあるが、「この空間にいる人は全員がボカロという1ジャンルのなかのピノキオピーという1アーティストを好きなんだ」と考えると、普段は身の回りに同志がほとんどいないこともあって謎の感動に襲われていた。

もう全員にひとりずつ声をかけていきたいくらいだった。

 

そして、しばらくすると会場注意のアナウンスが。声がゆっくりだったので思わず吹き出してしまった。こういうところから凝ってるなあ。

ゆっくり「ライブ中は携帯電話をマナーモードにするか、電源を切ってください。」

自分「まあそうな」切ろうとする

ゆっくり「また、ライブ中の撮影、録画は」

自分「言われなくてもファンなら撮ったりなんてしませんって。」

ゆっくり「いずれもOKとなっております」

自分を含む全観客 ザワザワ

自分「え!?」

ゆっくり「また、長尺でなければSNSなどへのアップもOKです」

 

なんてことがあってかなり驚いた。

 

演奏中

ボカロのライブはどういう風にするのかわからなかったので少し不安だった。

演奏もボカロも全部録音だとしたら映像だけ見て盛り上がれるんだろうか?などもあったがいろいろと予想を裏切ってくれた。

 

なんと、ピノキオピーがステージで初音ミクのVoに合わせて歌ってくれた。 

演奏はDJの方がいてピノキオピーと二人でアドリブでライブアレンジをしてくれたので知っている曲も別の面をたくさん見れた。

面白かったのが、DJの出せる音の中にゆっくりの音声があったことだ。(笑)

MC中もゆっくりが相槌を打つのはなかなか見れない光景だった。

 

ライブ中の様子。近いので演者の表情まで見えた!



コロナ中なので声出しはできなかったが、あれってみんな実際どこまで順守しているのか気になるところだった。

自分としては合いの手くらいいいだろうと思っているのだが、やっぱりそこは我慢すべきなんだろうか。全く声出さないとか無理だよ~

自分がライブに行きだしたのはコロナが始まってからなので声出しOKのライブには言ったことがないが、早くライブで一緒に歌えるようになることを祈るしかない。

 

演奏曲については、自分がまだ浅いのもあって知っている曲をほぼすべて演奏してくれたので大満足だった。

しいて言うならアップルドットコムがなかったのが残念だが、あれは開演前と終演後に流れていたのでそれでなんとか満足した。

盛り上がる曲は腕を振り続け、しみじみとした曲は聞き入り、気づいたら終わってしまっていた。

 

具体的な曲の感想を書いていくと今日中にアップできなそうなので、ちょっとカットします。(なんのためのブログなんだって感じかもしれないけど)

 

さいごに

ボカロのライブではあるが、ピノキオピー本人も歌い、その場で演奏にもアレンジを入れていくので臨場感が半端なかった。

また、知らなかった名曲たちにもたくさん触れられたので、これから少しずつ漁っていこうと思う。

 

ちなみに、パラレルエッグの由来は

「コロナでみんなマスクして顔を隠すようになり、ここ数年でまるでパラレルワールドに来てしまったようだ。そして、この新しい世界で新たに生まれていこう。」ということらしい。

追加公演するらしい。今回行けなかった方はぜひ!!

 

 

 

 

おまけ

ここではとりあえずピノキオピーをあまり知らない人向けに自分のお気に入りの曲を上げておこうと思う。ここからセトリがわかってしまうことはないので安心してください。

多分ピノキオピーの有名曲ばかりなのでここらへんから入っていくのがおすすめ。

ピノキオピーは、軽快な音楽と考えさせる歌詞のマッチがとても良いので、そのあたりを考えて聞いてみてほしい。歌詞もただ暗かったり重いわけではなく、批判しているようで根底にはその相手に対して親しみや愛情を持っているのが伝わってくる。

と、思っている。

きっとこれから聞くたびに印象は変わっていくのだろう。来年の自分はどんなことを思って聞いているのだろうか。楽しみだ。

 

おすすめ曲たち

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ライスボール

ついさっき別の記事を書いたばかりなので、今回は簡単にまとめます。

 

引っ越してIHからガスコンロになったので火力が出るようになり、揚げ物がやりやすくなった。

というわけで、今回は今まであまりチャレンジしてこなかった揚げ物料理をやってみた。品目はライスボール!

実家でよく食べていて好きだったことを思い出してまた食べたくなった。

 

というわけで、どん。

 

オーロラソースに漬けたらとてもおいしかった。考えてみたら揚げ物で初回成功したのは初めてかもしれない。

ライスボールを作った後にパン粉と小麦粉が余ってしまったのでなんとなくバナナも揚げてみた。まあ、うん、まずくはなかった。

途中で卵がなくなったからつなぎのために水を使ったのがよくなかったのかもしれない。

 

とてもおいしかったが、揚げ物はキッチンが汚れるのと、作り置きしづらいので、これからも作るのはたまにになりそう。

ちなみに、ライトを手前から当てるとちょっとおいしそうに写真を撮れることが分かった。

 

【プロジェクトセカイ】ノーツ速度最適化実験報告書

The optimization of the speed of the notes

monokumax (Received 9 October 2022; published 9 October 2022)

 
プロセカを始めた筆者はまず初めにノーツ速度の最適化に着手した。最初に最適速度のあたりをつけるためにlate-fastの差を取り、次に本測定を実施した。最後に、単純な上達による点数の推移を測定するために点数を時系列で並べなおしたものもプロットして考察を行った。

I. INTRODUCTION

 二週間ほど前、プロセカ[1]を始めた。今まで音ゲー[2]はピアノタイル[3]くらいしか触れてこず、プロセカも以前やった時は早々に「自分はリズム感がないから音ゲーは向いていない」と諦めてしまっていた。

 しかし、ボカロ曲をこよなく愛する筆者にとってボカロ曲に特化したプロセカは無視しできるものではなく、常に頭とスマホの片隅に位置していた。そんな中、ちょうど2周年でガチャが引けるとのことだったので再開し、先達の「どんなに下手でもやればやるほど上達する」との言葉を胸に新たな挑戦を試みた。

 しかし、最初に問題が生じた。それが「ノーツ速度」だ。ノーツとは画面上を流れてくるバー(FIG.1)のことであり、プレイヤーはこのバーが手前のラインと一致する瞬間にタップする必要がある。

FIG.1 ノーツとタップライン




プレイヤーはこのノーツの速度、タップと判定のずれを調整でき、どうやらこれを最初に自分に合わせて調整することが音ゲーマーのたしなみらしい。ところが筆者は今までこのような調整を行ってこなかったため、感覚で調整などできない。だからと言って自分に合っていない速度で練習し続けることは非効率的である。

 そこで、本実験ではノーツ速度を客観的なデータをもとに最適化した。

 

II. Method of measurement

最初は単純にスコアで比較しようと考えていたが、スコアはキャラのレベルなどに依存するためプレイ回数に応じてレベルが上がれば同じ結果でもスコアが高く出てしまう。そこで、独自に以下の判定値を定義し、この値を比較することで最適値を探索した。

(判定値)= perfect×2 + great×1 + good×0 + bad×(-1) + miss×(-2)

また、他にもlate - fastの値も判断基準に加えた。

 

課題曲:にっこり^^調査隊のテーマ(feat.鳳えむ、初音ミク、天馬司、草薙寧々、神代類)

採用理由:測定のため緊張してしまう可能性を考え、すこしでもにっこりするため。

youtu.be

III. Data analysis

FIG.2から、ノーツ速度の最適値は9.1-9.7付近に存在すると考えられる。特に、10を超えると指が追い付いていないことがわかる。

FIG.2 ノーツ速度とlate-fastの関係をプロットした。

FIG.3を素直に見ると、ノーツ速度9.3の時に極大値を持つと考えられる。本来であれば全範囲でさらにデータ点を多くとり統計誤差を取りたいところだったが、1回のデータ取得に2分30秒の時間と集中力が必要となるため、最適値周辺のデータ取得に専念した。

FIG.3 ノーツ速度と判定値の関係をプロットした。

また、ノーツ速度以外の要因、つまり単純に回数をこなすことによる自分の上達による判定値上昇を考慮するため、判定値の変遷も記録した(FIG.4)。これを見ると、右肩上がりではないことから(悲しいことに)上達による変動は考慮しなくてよいと判断できる。

したがって、FIG.3は時系列を考慮しないで見ることができる。また、49回目の試行はfull comboであり、このときのノーツ速度も9.3だったことから、最適値を9.3と決定して実験を終了した。

FIG.4 判定値の変遷。オレンジの線は連続試行の中断を表している。

フルコンボ!ここまで長かった。。。

 

IV. Conclusion

ノーツ速度の最適値は9.3であることが分かった。また、それ以外にも

  • プレイ時の上半身の角度
    指の位置が前後するため、ラインからずれて判定が悪くなる。
  • 身体状態
    眠い時などは集中できず高得点は出ない。
  • 長押しバー
    スライドスピードや離すタイミングなどによるミスが多い。
  • 視点
    視点が画面の真上か斜めなのかで体感のタイミングが多少異なる。

などさまざまな要因が見つかった。これらは同じ曲を何度も連続でプレイしたからわかったことであり、早い段階で知れたことは今後の上達を鑑みれば大きな武器となるだろう。

 

V. Acknowledgments

プロジェクトセカイのアプリ開発を手掛けたCraft Eggのおよび心構えを説いてくださった先達、そして私を生んでくれた両親にこの論文を捧げる。

_______________________________________

[1]「プロジェクトセカイ」の略称。https://pjsekai.sega.jp/

[2]コンピュータゲームのジャンルのひとつで、プレーヤーが楽曲や一種の楽譜と相互作用するゲームのこと。

[3]クラシックなどの有名曲のリズム合わせて4列のタイルをタップするスマホアプリ。

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

やっと終わったー-------!!!!!

いや、もうほんとこの測定してる間本当大変だった。

どんなにミスっても測定を公平にするためにリトライせずに最後までやらなきゃいけないし、「フルコンするまでやろう」と考えてたら全然フルコンできないし。

結局5日もかかってしまったけど、途中で投げ出さなかった自分の辛抱強さをほめてあげたい。

一曲ごとに記録していた。努力の証。

ただ、ひとつ弊害を上げるとすれば、「にっこり^^調査隊のテーマ」を聞いても脳内に浮かぶのは譜面だけで全くにっこりできなくなってしまったことだ。今後この曲は山場を乗り越えた曲として記憶されることだろう。

 

今回は、「せっかくデータ取るならそれっぽい記事にしよう」ということで論文っぽく書いてみたが、文中でふざけられないので終始真顔で「早くおわんねーかな」と思いながら書いていた気がする。いったい何のためにブログを書いてるんだ?

とまあ、その分ここで書きたいことを羅列しているわけだが。

ただ、その分しっかり書いたので、今回は割と達成感がある。「作品」って感じ。

 

他にも、この測定のために本気で何度も挑戦したおかげで、実際に腕はあがったとおもう。実は「にっこり^^調査隊のテーマ」をフルコンする前に、休憩がてらやっていたほかの曲で先にフルコンできていた。

 

他の曲をプレイして感じた点として、課題曲はタイミングを微妙にずらしてきたり、長押しバーをスライドや振動させる必要があったりで難しいところが多かったように思う。その分いろいろと吸収できたので得たものは多かった。

ハードも割とクリアできるようになってきたので、これからはもっとプロセカを楽しめそうだ。