じごくのインターネッツ 感想

今回は、みそ(misosio)様の「じごくのインターネッツ」というゲームをやってみた。

プレイ時間は1時間くらいで、気軽に楽しめる感じだった。

最初はホラーよりかと思ったが、箱を開けてみたらホラーの皮を被ったコメディだった。ネット関連の都市伝説という題材でもあることから、「これ元ネタあれじゃね?」と思わされるようなものも多く、そこら辺を考えながらプレイすると楽しかった。

何よりまず、奈落ちゃんがかわいい。

 

 

 

タイトル画面

ネタバレを含むので、未プレイの方はまずやってみてから感想を共有しましょう!その方が楽しいので!(コメントとかで教えてもらえると喜びます)。

ブラウザでもできるので!

novelgame.jp

 

ではでは、感想へgo!

 

1章 出会い編

何もかもうまくいかないブロガーの主人公が、テキトーに書いた都市伝説を自分で体験してしまうという話。言霊ってのがあるから、ちゃんと責任もって発言しようねという話で、ブログを書いている身としては、自分に言われているようでドキッとした(笑)

2章

ほんのちょっとだけネット関係というかそういうところに詳しくなった。

アス比:アスペクト比。画像の縦横幅の比のこと。

低解像度でガビガビ:上書き保存を繰り返すと画像が汚くなるらしい。ネットの海を放浪した画像の末路なんだとか。

3章

自作のゆるキャラ作ることになったぞ?!

 

元ネタ推理

日常生活でかわいそうな目に遭う→ちいかわ?

なんてことない100日間を過ごす→100日後に死ぬワニ?

時に厳しくしかってくれる→しかるねこ?

 

なんやかんやあってうちのゆるキャラちゃんちゃんこ」が完成した!ちなみに口癖は「んこ!」です。

そしてどうやらちゃんちゃんこのフォロワー数は44万人を達成したらしい。すごい。

女子高生にも口癖が伝染していった

そしてちゃんちゃんこは膨張を続けて光となったとさ。ちゃんちゃん(こ)

(この章の感想は未プレイの人が読んだら意味不明だろうな。。。)

 

4章

恨みつらみのはびこる現世からみんながたたえ合って協力し合う優しい世界に行けたとして、自分だったら戻ろうとするだろうか。いや、きっとそのまま定住してしまう気がする。ネット上の天国みたいな善人的やり取りを見たときは「そんなのあるわけないだろ(笑)」と思ったが、考えてみるとあり得ないわけではないんだよな。もしネット掲示板の文化が出来上がるころにそういう善人ばかりがコメントしていたら、ネットは天国みたいなコミュニティにもなりえたんだろうか。

 

さいごに

結局、この作品の一番の都市伝説って奈落ちゃんだと思う。常に主人公の隣にいるから身近に感じるけど、あくまで画面越しでしかなくて、向こう側の性別もそうだし、そもそもこの世界にいるのか、まず存在しているのかどうかさえ怪しい。

最期のエンディング分岐の一つを見る感じ、普通の人ではなさそう。

ネットが発達したことで、顔も声も知らない人と会話ができるようになり、それを当然のように受け入れているが、考えてみるとこれって結構不思議なことで、少し不気味化もしれないなと思った。

また、プレイ後に読める作者様のあとがきもあり、作り手がどんなことを考えながら作ったのかが垣間見えて面白かった。

いつか、自分でもゲームを作ってみたい!