コミケ、それはオタクたちの祭典である。
というわけで、同人誌即売会「コミックマーケットC100」に行ってきた!
入場前
参戦するのは3回目になるが、コロナが始まってからは初めてだったので、マスクと消毒に気を付けながらいざ出陣!
と思ったら、入場前の列の途中でマスクが切れてしまうという事態に、、、、
マスクがないと中には入れないし、予備のマスクもないしどうしよう、、、と焦り、手持ちの輪ゴムで何とかならないかと四苦八苦していたところ、前に並んでいた方が「マスクないと入れないですもんね」と予備のマスクを分けてくれた!!!
やっぱりオタクはやさしい人が多いなあ(しみじみ)
台風の影響で雨が強かったけど、屋外に並んでいるときは弱まっていてくれた丘替えでずぶぬれにならずに済んだ。マヂ感謝。
場内
東館
入場が東だったので、東から見ていくことに。
入ってさっそくコスプレブースがあり、いろんなコスプレをしている人たちがいた。
マナーを知らなかったので撮影はできなかったけど、個人的によかったのは「Internet Explorerの遺影を持ったmicrosoft edge」のコスプレだった。発想の勝利だった。
そのあとは東の個人ブースへ。
もともとtwitterでフォローしている漫画家や絵師の作品があればほしいと思っていたので、今回の主戦場はここだった。
しかし、今回はチケットを取るのが遅くて午後入場だったこともあり、予定していた半分ほどしか入手することができなかった。コミケを舐めておったわ。。。
続いて西館へ。
西館
ここではノベルゲーなどの創作が多く集まっていた。
とあるヤンデレシリーズの社会人編と新作を入手しようと息巻いていたが、到着時にはすでに撤退しており、そこはもぬけの殻だった。。。。
もう一つのサークルの小説は無事ゲット!
南館
ここは企業ブースで、アニメ、ソシャゲ、VTuberなど様々なジャンルの人気どころが贅沢に並んでいた。
ここを見れば、何が流行っていて、何がいまだに根強い人気を誇っているかがわかるから面白い。
少し前から(ブログをたどれば一目瞭然だが)「アークナイツ」というソシャゲにはまっていて、今回はYostarブースのアークナイツのグッズの頒布(なぜか販売はない)が目的だった。
しかし、twitterを見てみると頒布は昼頃には終わっており、もらうことはできなかった。後は、どうかこのグッズをもらった人たちがアークナイツのファンであることを祈るばかりだ。
あと、アークナイツ広報の横山さんらしき人がスタッフとしていたけど本物だったのだろうか?ビビッて聞けなかったけど、いつも配信で見ている有名人を生で見てしまったかもしれない。
Yostarは現在アークナイツのほかに展開しているブルーアーカイブと、製作中の新作「エーテルゲイザー」に注力している様子だった。(アークナイツの方がもっと金落とすオタクがここにいるぞ!)
他には、「Steins;Gate」で知られる科学ADVによる新作「ANONYMOUS;CODE」の宣伝ブースや、型月、講談社など錚々たる顔ぶれだった。
ここらへんで16時となり、1日目は終了。
正直、午後入場だと目当てのものもあまり入手できないし少し物足りない。
まあでも明日も参加することを考えると、午前からだと体力的に死亡していたかもしれないのでこれでよかったのかも?
戦利品
- 荻pote 「瞬間」(既刊)
以前からtwitterで時々見ていたので買ってみたイラスト集。
紙の本で見ると尋常じゃない書き込みに圧倒される。特に、水やガラスなどの表現、特に反射やぼかしなどが天才的で、どれだけでも眺めていられる。
各ページにどこに力を入れたなどのコメントがあるので、それを読んでからだとさらに面白い。
- himaro 「お兄ちゃんと三つ子の妹たち」まとめ本
4人の日常を描いた2コマ漫画のまとめ。
ただただかわいい。癒される。
それに尽きる。
- ぽんかん⑧ 「やはり俺の夏休みはまちがっている」
俺ガイルイラスト担当のぽんかん⑧さんのイラスト集。
正直この方はとんでもなく人気なのでまず取れないだろうと思っていたけど、大目に刷ってきていたのか買うことができた。
いやー、美しい!かわいい!
ところで、こう見るとやっぱり初期と比べてだいぶテイスト変わった気がする。そっちも好きだけど。いつか昔のテイストのイラスト集とかも買ってみたい。
- 山科誠 「つまり人間」
「ビフォーアライビングアットザターミナル」をはじめとする数々のノベルゲームを製作するサークル「人工クラゲ」から出版された小説。
まだ読めていないので中身の感想を今書けないが、時間のある時にゆっくり読もうと思う。
受付が本人だった(と思う)ので「ビフォーアライビングアットザターミナル面白かったです!」と伝えたら気持ちよく「ありがとうございます!」と返してくれた。
コミケって、普通だったら絶対に会うことのない製作者と消費者が顔を合わせるという面白い場なんだなと改めて実感した。
他の作品もプレイしていこう。
無料の同人ゲームで面白いのでノベルゲームに興味がある方もない方もぜひ!
2日目に向けて
実は、本命は明日だったりする。
なぜなら、アークナイツとウマ娘の二次創作やイラストは明日だから。
ウマ娘はゲームはほぼやっておらず、二次創作だけで満たされている特殊個体だが、その分明日はよいものを入手したい。
また、今日はもらえなかったアークナイツの頒布物ももらえるといいが、たぶん時間的に厳しいかなあ。
なぜなら明日は今日よりさらに30分遅い13時入場だから。これは取捨選択が必要だな。。。
企業ブースがアークナイツの一つなのに対し東西は多くのターゲットがあるので、明日はアークナイツはあきらめて東西に集中しようと思う。
今日参加された方、お疲れさまでした!
明日参加される方、お互い目当てのものが買えるといいですね!
2日目
今日は晴れたので濡れる心配はなくなったけど、その代わりに暑かった!
入場前
なんと、入場直前になってもアークナイツグッズの品切れツイートが流れてこない!
これはワンチャンあるかも?!ということで、急遽予定を変更して企業ブースへ向かった。
西館
直前にTwitterで品切れツイートが流れてきていないことを確認してからYostarブースへ。
だが、なにかおかしい。。。。
それらしきものを配っているスタッフが見当たらない。。。だと?
そこでスタッフに聞いてみると、どうやらすでに配り終えてしまったらしい。
え。。。
どうやら、公式Twitterと現状にはどの程度かはわからないが時差があったらしい。
考えてみれば当たり前だよな。ツイートするのもスタッフだもの。 みつを。
しかし、ここで落ち込んでいるわけにはいかない。今回の目標物はここだけではないのだ。ということで東館へゴー!
東西ではひたすらに目標サークルをめぐっては一喜一憂を繰り返した。(勝率4割くらい)
戦利品
- maruma 「Necomiya Memories! 8,9」
marumaは昔からTwitterでフォローしていた絵師さんで、初めて実物を買った。
こういう純粋にかわいい系は正直なんて書いていいのかよくわからない。
だって脳味噌空っぽにしてかわいさを感じる受容体と化しているんだもの。
かわいい!
- ゆうじこうじ 「デレるネイチャ」
タイトルの通りひたすらネイチャがデレているところを観測し続ける。
あとは、ネイチャが照れると髪で顔隠すのめっちゃいいよね。
やっぱり、本編では中々自信を持てずにいるネイチャがひたすら幸せなのは見ていて救われますね。(有馬記念未勝利の筆者は語る)
- しょてとび 「旅行前日に読んだ本で恋愛脳になった話」
(筆者の脳内で)二次創作ではタキオンがトレーナーを振り回すのがセオリーとなっている昨今で、その流れに一石を投じた作品。タキオンがひたすら赤面する、、、だと?!
その発想はなかった。。。
そしてその破壊力はすさまじく、新たな時代が(筆者の脳内で)幕を開けたのだった。。。。
- 沼地どろまる 「マンハッタンカフェと出られない部屋」
ウマ娘で最初に好きになったのはタキオンだったが、その影響でカフェの良さにも気づいてしまった筆者は、タキオン本を物色しているときに移りこんだカフェ本の誘惑に抗えなかった。
ということで表紙に惹かれて購入したが、内容もとてもよかった。
購入した際に売り手の方がとても気持ちよく「ありがとうございます!」と言ってくれて、こちらも嬉しくなった。やっぱ作者と購入者が顔を合わせる場っていいなあ。
- にくまぐろ 「まだ休んじゃダメですよ。」
アークナイツの4コマ漫画。とにかくCOがブラック。
ちなみに、このタイトルはゲーム内の主人公(ドクター)に対してヒロインが本当に言っているセリフで、ブラック企業のCEOたる所以となっている。
今までTwitterでは知らなかったけど、表紙のインパクトに負けて買ってしまった。果たしてこのCEOと目が合って逃げ切れるドクターは存在するのだろうか。。。
- 夢 「Maestro」
アークナイツのイラスト集。
表紙がとてもおしゃれだったので手に取ってみたら、中のイラストはさらに迫力があって購入。「特にこのイラストがよかった」と言おうと思ったけどほとんどぶっ刺さったので選べなかった。
また、曲のトラックリストになぞらえたイラスト集となっていてかっこよかった。
これからじっくり鑑賞して脳内で音楽が流れるようにしたい。
最後に、あとがきは少ないとスタイリッシュでかっこいいけど、たくさん書いてあるとそれはそれでうれしいものだと思う。うーん、でもこのスタイルだと少ない方がいいんだろうか。
- りんごくらぶ 「方舟漫画作戦記録vol.2」
2日目の一番の戦果。
いっつもTwitterで楽しみにしているアークナイツの漫画の一つで、本当はvol.1も欲しかったけど売り切れてしまっていた。残念。
いやー、もう、とにかくオペレーターみんなかわいい。まとめ本になったことで長い時間世界に浸れるようになって一層強化された。これからも楽しみにしています。
他に欲しいものが多くて話したりできなかったけど、話してみたかったなあ。
- EverSphere Method 「拡張少女系トライナリー<非公式>紹介本」
これは拡張少女系トライナリーというアプリの解説本らしい。というのも、筆者はこのアプリを全く知らない。
目当てのブースを周った後ぶらぶらしているときに目に留まったのがこの本。
SFの創作?と思って聞いてみると、先ほどのように説明をしてもらえた。
ページをめくってみるとストーリーの解説などがあったため急いで閉じる。
「これ面白そうですけど、プレイ前に読んだらネタバレになってしまいますかね?」
「いえ、もうサービス終了しているので大丈夫ですよ」
ネタバレどころかプレイすらできなくなっていた。。。。
最初の方を読んでみた感じ設定や世界観がとても精密に作りこまれていて、もし自分が当時プレイしていたら間違いなくはまっていただろうことがわかる。なんならシナリオ面ではシュタゲと並ぶかもしれん。
それだけに触れられないことが悔やまれる。
と悲しんでいると、
「アニメ展開されていたり、実況などもあるので今からでも大丈夫ですよ」
と教えてもらえた。いい方だった。。。
なので、とりあえずはどこかでアニメを見てから読み込もうと思う。
感想
前回は欲しいものが一つだったのであまり意気込んだりしていなかったが、今回は欲しいものがたくさんあったので地図に印をつけて優先度をつけ、ルートを考えたりしていたが、これが思いのほか楽しかった。
ただ、1日目は友人と参加して思ったこととして、ほしいものがある場合は一緒に行動するの不可能だわ。これは仕方ない。これで片方が妥協するのは本当にもったいないし。
前日には「公式の頒布はあきらめよう」と決めていたのに少し希望が見えた途端1日目と同じ過ちを繰り返すのもまた一興ということで。(そう思い込むしかない)
他にも、Yostarのブースで(アークナイツの広報の方で生放送に毎回出演されている)横山さんらしき人を見つけたけど話しかけられなかったのが一生の不覚。後でTwitter見た感じやっぱり本人だったらしい。有名人を生で見てしまった。。。
また、今までは買うだけで終わっていたコミケで、少し会話をしたりしてコミュニケーションを図ることができたのがよかった。これがコミケの良さなんだろうと思った。
ただ買うだけならネットの方が楽だしやすいかもしれない。しかし、コミケでは作り手と顔を合わせることができる。また、島ごとにジャンルがあるので、自分の好きなものを好きな人たちが集まっている空間が出来上がり、ぶっ刺さる作品に出合う可能性がかなり高い。
回り終わって余裕が出てくると、作り手の人たちと話してみたり、コミケが終了したときにみんなで拍手したり、そういうことの楽しさに気づけてくる。
好きなものは千差万別な人たちが「何かをとんでもなく好き」という共通点から一つの空間を作り上げていることの面白さが垣間見えた。
改めて、コミックマーケットはこの先も続いていってほしい文化だと思った。
こんな感じで、コミケは単独参加が全く不自然ではない、むしろ推奨されるようなイベントなので、少しでも興味がある方はぜひ行ってみてほしい。(コロナとか対策はしっかりとしたうえで)
いつかまたコロナとか気にせず行けるようになることを祈るばかり。