出来事(ウルサスの子供たち)
チェルノボーグでのレユニオンの蜂起の際、チェルノボーグ内の学生たちはパトリオットの命令でぺテルヘルム高校にまとめて収容されていた。
おそらく、パトリオットの「せめて子供たちに被害は出ないように」という気づかいによるものだろう。
そのおかげで市街と比較すると学校内は幾分かましではあったが、地獄であることに違いはなかった。
食料が圧倒的に足りず、食料の奪い合いがおこったためだ。
特に貴族と平民との間での争いが激しかった。
2つあった食糧庫の内の1つが何者かの放火によって焼失し、もう一つを貴族グループが占拠した。
そんな中イースチナはズィマーと再会し、「ウルサス学生自治団」を結成した。
そして、学生同士の争いはレユニオンが立ち去った後も続いたが、天災により学校からの避難をするようになる。
自治団のメンバーはその際ロドスに保護され、その後前衛オペレーターに志願して今に至る。
メンバー
- ズィマー(団長)
本名はソニア。
ケンカが強く、冬将軍と呼ばれている。
口が悪くケンカっ早いことから勘違いされがちだが、弱い者いじめを許さず仲間を守ろうとすることから多くの生徒から慕われていた。
その性格もあり、助けた人たちが自治団に加わることで自治団の規模は大きくなっていく。
食料が尽きかけてきたころ、ヴィカたちが反旗を翻してズィマーに襲い掛かり、ズィマーは逆に彼らを殺してしまう。
その後、ズィマーは単独で貴族が占拠する食糧庫に向かい、敵のリーダーを拉致して食糧庫を奪おうと試みる。
しかし、戦闘中に誤って燭台を落としてしまい、唯一の食糧庫を焼失させてしまう。
ズィマーはロドスに入ってからも自分を許せず、悪夢を見続けている。
できる限りのことを尽くした。その結果こうなった。
現在は先鋒オペレーターとして所属小隊の隊長を務めている。
- イースチナ(参謀)
本名はアンナ。
本を読むのが好きで、特に歴史が好き。
同じ高校の知り合いを連れて学校内の安息できる場所を探していたところかつての隣人であるズィマーに再会した。
イースチナはズィマーに協力を求め、「ウルサス学生自治団」を結成した。
実はイースチナはズィマーが認めるほど腕っぷしが強いらしいが、本人が暴力を嫌うため腕を振るうことはなかった。
イースチナが連れていた友人にヴィカという人物がおり、彼女は力で物事を解決するズィマーを警戒していた。
食料も尽き欠けていたころ、自治団の一部が反乱を起こしてズィマーに襲い掛かるが、返り討ちに遭って全員死んでしまう。
また、時系列は不明だがイースチナはヴィカを見殺し、あるいは自らのアーツで殺害したと考えられる。
ズィマーへの襲撃に関係あってズィマーの方を選んだとか?
あの状況で、できる限りのことをやり、最後に選択を下した。ただ、それだけ。
現在のイースチナはメイと仲が良く「探偵見習い」と呼ばれている。
また、ドクター所有の本の閲覧を渇望している。
- グム
本名はラーダ。
元ボーイスカウトで、料理や応急処置などに長けている。
イースチナと一緒に行動していた。
常に明るくふるまい、周囲の幸せを願っている。
グムは自分の力をセーブするため、武器も、料理道具も振るときは2回までと決めている。3回目はとてつもない力が出てしまう。
おそらく、チェルノボーグでの戦闘がフラッシュバックし、生存本能が働くのだろう。
彼女は常に明るく、自分から他者と触れ合おうとするが、それは過去の記憶を思い出さないためでもあり、今でも自分のうちに抱えて時折自室で泣いている。
- ロサ
本名はナターリア。
ロサ彼女自身による命名で、はウルサス語で「Poca」と書き「露」という意味らしい。
貴族の高校での生徒会長であり、貴族グループのリーダーを務めていた。
積極的にリーダーになったわけではなく、貴族同士の争いを止め団結させるため仕方なくだった。
しかし、ロサの家柄、リーダーシップをもってしても貴族たちを統率することは難しく、彼らの要求をのまざるを得ないことも多々あった。
その一つが、食糧庫の占拠である。
許可しただけでなく、占拠するための作戦立案や実行したこと、実際に食料を見て高揚してしまったこと、これらを後のロサは罪悪感として背負い続けている。
それもあって、のちにロサはズィマーに対して「貴族の感性でいた当時はそのことにそこまで罪悪感を覚えていなかった。だから、自分が醜いと自覚してしまう前に殺してほしかった。」と語っている。
しかし生き残ったロサは自治団のメンバーとともにロドスに救助された。
元は一人だけ後方支援配属だったが、自ら志願して前衛オペレーターに転属した。
ロサが自治団のメンバーとどうやって仲良くなり、自治団に入るに至ったのかを知りたい。
お互いの立場とやってきたことを考えると簡単に打ち解けたわけではなさそう。
- リェータ
本名はロザリン。
「冬将軍」と呼ばれるズィマーに対してリェータは「夏将軍」と呼ばれていた。
状況を打破するために単身でレユニオンに啖呵を切り、メフィスト、ファウストと会話をするような度胸のある人物。
リェータはしばらくどのグループにも所属していなかったが、食料がなくなってきたことで夜間の襲撃が増えてきたことから、安眠のためズィマーのいる自治団へ参加しようとした。
その時、ちょうどズィマーがヴィカたちを返り討ちにしたところに遭遇し、その死体処理がヴィカの最初の仕事になってしまった。
リェータは酔った状態で語っていたという設定のシナリオなので、リェータに都合のいいことしか映っていない可能性がある。
特に、メフィストと話した内容覚えてないあたりとか怪しい。
メフィストが何もせずに世間話だけして返すとか思えない。
もしかしたら、そこでとんでもない目に遭っていて、実はリェータだけ感染してるとかありえるかもしれない。(まだ実装されていないので感染状況がわからない)
だとしたらつらいな。
ロドスでのリェータはビーハンターと仲が良く、一緒に訓練したりはちみつジュースを飲んだりしている。
ビーハンターもウルサス出身なので、ロドスに来る前から知り合いだったのかも?
自治団関連
- アブサント
本名はゾーヤ。
父親は当時チェルノボーグ軍事警察だった。
学校から一人で抜け出した彼女は父親の同僚から、タルラのアーツによって母親が死亡したこと、父親はぺテルヘルム高校に向かったことを聞く。
彼女は高校に向かったが、目にしたのは父親が着ていた服の残骸だった。
父親は学生を救助しに行ったにもかかわらず、その学生の暴動に巻き込まれて死亡していたのだ。
それ以降、アブサントもロドスに加入するが、自治団の5人が楽しそうにしているのを無言で見ている。いったいどんな心情なのか。
感想
全員が限られた状況、手段でできる限りのことをやって、その結果がああだった。
しかし、だから仕方がないと割り切れる人はそうはいないだろう。
あの時もっとこうしていればよかったのではないか、自分は今こんなところにいてもいいのか、、、、とてもじゃないけど一人で受け止められるものではない。
だからこそ、彼女たちにとって同じ地獄を経験した自治団のメンバーはかけがえのない存在なのだろう。
けれど、それぞれの内側には仲間にも言えない後悔や自責の念があり、苦しみ続けている。
アーミヤはこういうところも感じ取っていたのかもしれない。
早く全員昇進させて信頼度上げて情報を読みたい。
なにか報われるようなことが書かれていることを祈るばかりだ。
あとはリェータはそのうち拳型前衛として追加されそう。