攻殻機動隊Stand Alone Complex 7話「偶像崇拝 IDOLATER」

あらすじ

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偉大な革命家マルセロは度重なる暗殺に遭っても奇跡的な生還を遂げていた。

その彼が秘密裏に何度も日本を訪れており、9課がその動向を調査することになった。

マルセロは巧輪会幹部の権田と密会していたが、マルセロは天然麻薬、権田は電脳麻薬を生業としており、そのつながりは不明だった。

県警に襲撃されたマルセロたちは巧輪会所有の倉庫へ逃げ込み、草薙たちはマルセロを追って潜入したが、複数のマルセロが現れ戦闘になる。

実はマルセロ本人はすでに死んでおり、人格を義体にコピーしていた。

つまり、今まで暗殺されていたのは影武者というよりは本人のうちの一人だったのだろう。道理で行動パターンが完全に本人と一致するわけだ。

そう思うと、「本人と一致すると判断されたからと言って本当に本人とは限らない」と言っていた草薙の洞察力すごいな。

今回の真相としては、マルセロを使って利益を上げてきた巧輪会はマルセロの死によって周囲から報復されることを恐れ、あたかも彼が生きていると思わせるために、ゴーストのコピーをした。

しかし、コピーたちの記憶を同期する必要があるため定期的に日本に来させていたのだろう。

草薙の「機能しない名ばかりの英雄よりも、夢を語り続ける人形の方がマシでしょ?」

には確かに、、と思った。

 

 

感想

今回は将来出てきそうな技術の一つ「人格のコピーや移動」についてだった。

肉体を乗り換えてもそれはまだ自分なのか。

 

演出

戦闘シーンがとてもよかった。

普段はFateなどコストのかかっているぬるぬる動く戦闘シーンをみてこう思うことが多いが、不思議と攻殻機動隊も引き付けられた。なぜだ。(失礼極まりない)

戦闘前の潜入あたりからBGMがひかえめで足音などが聞きやすくなってくなっていたので、音による緊張感があったのかもしれない。

この理由がわかればもっとアニメを楽しめるかもしれない。