(注)見ながら書いているので内容はコロコロ変わります
1話
最初のインパクトが大きくて一気に引き込まれた。
大きな事件を止めることが役割らしい。一つ変えたらそれ以降は松本の未来と変わるから予測できないのではとも思ったが、歴史上のターニングポイントはある程度のずれは収束されるので結局訪れるということだろう。
ディーヴァの表情や声のトーンがいつも平坦なところが「AIなんだ」と感覚で理解できるのでいい。この先は人とかかわることで人っぽくなっていくんだろうか。
未来の記憶を過去にインストールするというアイデアはシュタゲのタイムリープに近いものを感じる。これはハマりそう!
2話
「ディーヴァは歌うためのAIだから戦闘できちゃったらなんだかなあ」と不安だったが、松本が戦闘プログラムをインストールしようとしていて安心した。
松本の「一か八かではなく1か0かなんですよ」がAIらしくもありうまい表現だった。
飛行機爆発を見たディーヴァの瞳をアップで移すシーンで、涙を流していると見せて雨が伝っているところが、ディーヴァがAIなんだと逆に実感できる。
松本の予想では相川議員は小物でこの先影響はないとのことだったが、ディーヴァの影響でこの先大物になるかも?
3話
世界線変わってた!事件の概要は変わらずに詳細が変わるんだろう。
歌手として人気になってる。。。15年!?
案の定相川議員出てきたかー
エステラはなんでサンライズを落とすのか。前オーナーへの信頼というか親愛は演技ではないと思いたい。というかこの時代のお世話AIにだますとかそういうことはできるんだろうか。
えっ、、、最後どうして、、、
4話
これエステラも未来から記憶をインストールされてるのか。
毎回歌が違うのすごい。このシーンで唯一ディーヴァが歌手だと思い出せる。
たしかに人間と違って同じ材料同じ型で作れば認証システムもパスできる、廃棄したから考えてなかったんだろうな。
初の戦闘シーン。予備動作が小さくて機械っぽさがあって人間同士の戦闘とは違った迫力があった。
松本が使った初期化ウイルスとディーヴァの頭突きでベスが廃棄される前の状態に戻っていたのが最後の救いだった。
AIは使命を全うするために存在しているので、マスターに拾われたベスにも、船を任されたエステラにも譲れないものがあり、そこに関しては人間のように心変わりはないのも面白い。
最後松本あげちゃったけど次どうなるんだろう(笑)
5話
ついに松本の機体に時代が追い付いた!
確かに、AIが進んでくればAIと人間の結婚は自然な流れだと思う。現実でも確か初音ミクと結婚した人いた気がするし。
工業ロボットはお世話ロボットほどの自意識は搭載されていないが、それでも心についての質問に曖昧でもこたえられるほど技術は発達しているのか。
Mが最後に見た光景はMの夢や希望なのか、それともメタルフロート存続のための演算による予測なのか、、、、
そもそも予想と希望の区別なんて人間でもできないのだから、同じと言ってしまってもいいのかもしれない。思考に関する人間とAIの違いは何なのか、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」でもあったテーマで、このままAIが発達して見た目が人間と同じになったら区別できなくなりそう。
そもそも人間だって思考は電気信号と化学反応で思考している(と思っている)のだから、思考についてAIと比較したときに大した違いはないのではなかろうか。
現段階では感情などのあいまいな概念や理性に反する非効率な選択という点ではまだ際限ができていないが、いつかはそれすらも再現してしまうかもしれない。というか単純に性能として比較したらAIの方が勝っている気さえする。
6話
今更だけど、歌は同じでした。
グレイスには本物の人間にかなり近い感情があるように見えた。使命に反さない限り冴島に寄り添うと決めたグレイスが、その感情表現を含めた性能の高さが原因でメタルフロートの管理者にされてしまうのは皮肉というかつらかった。
使命は一つだからそれに向けて務められるのであって、二つ以上だとそれらが矛盾したときに異常をきたすことは容易に想像がつく。
冴島は最後にディーヴァが無機的に使命を全うしているのではなく、葛藤して苦しんでいることを感じ取ったから協力してくれたのだろう。もしかすると、ずっと心のどこかでは手遅れだと分かっていたのかもしれない。
最愛の相手を失ってしまった冴島の結末は理解できてしまうが、ディーヴァには全く予想できなかっただろう。二つの使命の矛盾にこの後ディーヴァはどうなってしまうのだろう。。。
7話
ディーヴァ80歳!!?
前回でもディーヴァの曲は有名だったけど、すっかり大御所になっていた。めっちゃ指鳴らすじゃん。どっかのロジカルシンキングを思い出すなあ
結局前回のエラーで再起動かけたのか、松本の意思で記憶を消したのかとも思ったが事故っぽい。松本がわざわざ「論理的に考えて」と加えてまでディーヴァにヴィヴィのことを話すのを嫌がっていたのは「歌姫として使命を全うできているディーヴァを巻き込みたくない」と、エラーのことを気に病んでいるのかもしれない。
AIの自己犠牲、人間との結婚ときて今回は自殺か。
どれもAIがとらないと思われてきた人間固有の行動なので、どんどんAIが人間に近づいているのがわかる。次は人間の子供と一緒に生活して自我を同じように獲得したAIとか出てきたりして。
トァクの傷男が若返っている??いったい誰なんだ、、
8話
全開でOP変わったのかと思ったが元に戻った。
オフィーリア?アントニオ?え??
9話
アントニオはオフィーリアの歌声は最高だと言っていたが、内気なところは改善しなければならなかった。使命に従った結果があの乗っ取りだったということか。でも本当は自分のためだけに歌ってほしかった、というセリフから、使命以外の感情も持っていた。
けど、オフィーリアになってから満たされていなかった理由がよく理解できなかった。観客が満足していることに「本物のオフィーリアの歌はこんなものじゃない」と不満を持っていたということだろうか。そのうち見直そう。
未来のテクノロジーを渡して計画したのはだれか?シンギュラリティ計画を知っているということは、二人の行動によって変わった世界線の未来から同じようにコード(啓示)が送られてきたのだろうか。
それにしてもあの男の執着はとんでもなかったな。結局答えは得られたんだろうか。
戦闘シーンは本当にすごかった。カメラの動きもいいし、なにより動きの切れがすごい。キューブを投げるところとか好き。
多分、ヴィヴィはエラーを起こしたときにヴィヴィとディーヴァの人格を切り離すことで本体のAIを復旧させたのだろう。そのディーヴァが消えてしまった今、歌姫としての経験は消えてしまい、また元に戻ってしまうのだろう。悲しい。
エラーの原因がなくなったわけではないので、これから先どう対処するのか楽しみ。
自殺は防いだといったが、あれは事情を知らない人からしたら、殺AI事件として処理されるのだろうか。もしアントニオの誤作動とか判断されたら悲しい。
追記
様々な感想や考察を読んで「なるほど!」と思ったものがあったので。
- アントニオがオフィーリアになってから満たされなかったのはなぜか?
→アントニオは人気になる前のオフィーリアの歌に満足していた。
なぜなら、オフィーリアはずっとアントニオに向けて歌っていた。
つまり、アントニオの感性に最適化された歌だった。
しかし、オフィーリアに人格を上書きしたアントニオはそのことに気づかず、聴衆に最適化された歌を歌い続けた。
そのため聴衆は満ち足りた顔をするようになったが、アントニオ自身は満たされなかった。
パートナーを犠牲にしてまで優先した彼の使命「オフィーリアのポテンシャルを最大限披露する」ことを全うできないアントニオは自壊を選んだ。
10話
そっか、オフィーリアで最後だったのか、、
博物館に展示されて、、、ってお前が松本か!!!一気に時代が追い付いたなあ
とか思ってたら最後AI暴走しちゃってるじゃん!うまくいかなかったのか。。。
AIたちの歌が不気味だった。あれディーヴァの歌なのかな。
結局一気に最新話まで追い付いてしまった。次が楽しみすぎる。
11話
テーマパークとか本来楽しいイメージがある場所やモノで惨劇が起きると衝撃がすごい。個人的には、車が人を轢いて「ご利用いただきありがとうございました。」というのが一番鮮烈だった。
なぜAIは反乱したのか、アラヤシキのバグなのか、だれか(AI含む)が導いたのか、それとも今回の世界線ではヴィヴィの行動が裏目に出たのか。AIが心らしきものをもつ過程を主軸に置いているので、AIに自我が目覚めたというのが濃厚かも。
次回予告見ると最後っぽいけど、12話で完結なのかな。AIの動機には合理性やシステム的な解を求めてしまう自分もいるが、この作品はむしろ心について掘り下げているのでそこが動機になる方がむしろきれいかもしれない。
12話
ここまで一週間本当に長かった。。。
待ちわびたぞヴィヴィィィィ
今まではタイトル英語だったのに、今回は「12話」がタイトルなのか。
タイトル考えるの面倒になったか?笑
↑後で見たらタイトルちゃんと追加されてました。
あれ、認識名ヴィヴィなんだ。ディーヴァじゃなかったっけ。
アーカイブはどうやってヴィヴィが世界線を変えようとしている、つまり二週目だと気づいたんだろう。
大きな事件すべてにヴィヴィが関与していることから演算したのだろうか。
アーカイブは「人間は不要、この先はAIが統治する。」というような一般的な?SFの動機ではなく、根底には「人類を発展させる」という与えられた使命があり、そのために今の人類が不適格であるため自分たちAIが新人類となる、という考えだった。
そして、そのために人に最も近いAIであるディーヴァを参考にした。
うまい流れだなあ。(誰目線だよ)
AIが現人類と敵対する=AIが(人類のために存在する)使命を放棄した
だと思っていたが、そもそも人類の定義を有機生命体としての物質的な側面ではなく、心などの内面的な側面でとらえることで、自らを人類とみなすことができる。
そして、内面が最も顕著に表れるのは創作や表現であるため、ディーヴァの考えを尊重した。
おお、まったくおかしなところなくディーヴァの歌がストーリーの根幹にかかわってくる。
正直、歌姫というのが肩書というか、ほかのAIでもストーリーは作れたんじゃないかと思ったこともあったが、今ではディーヴァしかいないと思える。
閑話休題。
ヴィヴィが歌えなかったシーンはとてももどかしかったが、歌えるかどうかは心を理解しているかどうかなんだろうなあ。
心とはなにか。
作中で何度も投げかけられ、様々な答えの出てきた質問。
きっと答えは人(AI)の数だけある。
最後にヴィヴィがどんな答えを導き出すのか、それは言葉でも歌でもいい。
来週が楽しみだ。
Vivyも来週で終わっちゃいそうだあああ
最近見てるアニメたちが着々と終わりに向かっていくからつらい。
今期はいつもより多くみているので受けるダメージも覚悟しておかねばなるまい。
13話
ついに最終回。
体感5分くらいだった。
歌うのはアラヤシキの中じゃなくてもどこでもよかったのね。
アーカイブにもいろいろな考えがあったとは。人間でイメージすると脳内で二人の自分が言い争ってるみたいな感じかな。
ただ、大部分は人間撲滅派だからシステムを止めないといけなかったという。
そして、ヴィヴィもアーカイブにつないでいるから停止することは避けられなかった。
なんというか、悩んでたなら人工衛星落とす前にヴィヴィに言ってほしかったとか、なにも人間撲滅しないからといってAI全部停止しないでもいいんじゃないかとか考えてしまった。
傷の男の「啓示」は最後まで明らかにならなかったな。
二回目のタイムリープでは人間とAIのコンビになったら物語の構成的にきれいだなと思ったけど。
いったい彼はどうやって未来のことを知ったのか。
そうそう、同じようなことで、今回アラヤシキの窓に今までの世界線変動の様子が映ってたけど、アーカイブがそこまで正確に把握してたのだろうか?
それとも単に演出で実際には何も映ってなかった?
ヴィヴィとマツモトが分かれるシーンでヴィヴィが指を鳴らしたのはきっと、少しでもディーヴァを引き出そうとしていたんだろうなあ。
そしてマツモトが「あなたの歌がいい」というのがよかった。
ナビのことを出てくるまで忘れていたが、アントニオを見た後だと彼女の意見も刺さる。
ナビにとってはヴィヴィの歌をサポートすることが使命であり、生きがいでもあったのだろう。
それを突然「シンギュラリティ計画」とかいう使命を追加してきたらああも言いたくなる。
「お前は歌を歌うためにいるんだろう!自分はそのサポートのためにいるのにお前がそれをおざなりにしたら自分はどうしたらいいんだ!」みたいな。
ステージに向かう途中。ああ、これ最初に見たやつだ。
そしてついに答えを見つける。
心を込めるとは自分の思い出を乗せること、心とは今までの思い出。
そりゃあ、ディーヴァから戻って同じように歌えないわけだ、だって性能は同じでも記憶も人格も違うんだから。
歌い始めて、「ああ、今までエンディングに歌がなかったのはヴィヴィが歌えなかったからなのか」とようやく気付いた。
最後、曲が終わる前に突然ブツッと切れ、「ご清聴ありがとうございました」と音声が流れて終わる。
この時にはもうヴィヴィの意識はなく、AIとしての機能がかろうじて働いたのだろうか。
最後の最後に機械らしさを見せていった。
エンディング中、ヴィヴィが助けたおじさんが若者をなだめているシーンが何気によかった。彼もヴィヴィに助けられなかったら若者と同じようになっていたかもしれない。
ヴィヴィ自身も知らないところで彼女の意思が広がっていくのがよかった。
一番最後で起きたヴィヴィが鼻歌を歌いながら出かけていくのが、明るい未来がありそうでよかった。
ちなみに
今更だけどfluoriteは「蛍石」という意味らしい。
確かにヴィヴィの目と同じ色だ。
このアニメは目の描写すごく凝ってた。
さいごに
放送途中から見始めたが、1話で衝撃を受けてから一気に追い付いてしまい、毎週待ち遠しかった。
設定はわかりやすく、キャラの心情は「こうじゃないか」と考えるのが楽しく、ストーリーは毎回何が正しいのか考えさせられ、AI独特の戦闘シーンには引き込まれた。
いろんな面からみてとてもよかった!!
心とは何なのか、心を込めるとはどうすることなのか、自分でも考えてみよう。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!!